がぶがぶ

私のネコ

マットに爪をあまくたててつつ　私に流し目
オカエリしつつ甘えてるの図

上司君が昇進して　社内4番手のポジションになった　25歳B型敏腕係長の誕生である
私は社長の(直属)デザイナーで　上司君の管理下なので
デザイナのポジションもあがったのかなあと感じた
そういうの　仕事が好きで頑張ることには変わんないからどうでもいいんだけど
なんでそんなこと思ったかと言うと
上司君は数字とか地位で　自分が認められ大事にされているかを計る人なので
今回の件は　相当重要なことなのだ　セツセツといつも話して聞かせてくれて
そんな話されると　そうなのかなあ　へえー　と　ぼんやり考える訳だ
私は「責任」「自覚」が足りないんだろうなあ

私はこころが通じないと認められているのか大事にされているのかどうか計れない
数字は要らない　オザナリが嫌い　めんめんめんどくさいおんなである

フレデリック・クレマンの
[アリスの不思議なお店]のチシャネコ

だいすきなあのこがくれた絵本


ワニの王様の流した　涙のリキュール
鼻の先に一滴たらすだけで

大きな悲しみを
大きな灰色の猫、
ビロードの目をして
三日月みたいに

あおざめたほほえみを浮かべる猫に変える、と……

しかし　せっかく　私の上司君が昇進したのに発表がない
もう1週間すぎてるのに人事は何をやっとるんだ
で　電話　「私の上司なのに昇進を知りませんでした　なんか悲しかったです」とか
部長へワガママ抗議　社内No.2にカミツく私って一体何様だろ
でもさ　みんなに知って欲しいじゃん　私の上司君が昇進したんですから

ステップアップしたネコ

それと関係なく
相変わらず今のwebコンサルタントはヘンクツな人で　いやみったらしいからいらいらして
言葉や指示がまっすぐに伝わってこず　いろいろ憤りも生まれたりして上司君と衝突
こんこんと1時間ほど電話にて押し問答　webコンサルのせいで私たちはいつもモメる
私が作業を理解するために上司君はこころを使わねばならぬ　早く契約終わればいいなあ

「納得した？」と上司君

　　　　　「わかりました。今、私が
　　　　　　納　得　し　て　る　か　ど　う　か
　　　　　　なんて、どうでもいいことですから。」

と　ちょっと悲しい感じで電話を切って　淡々と作業開始

タワレコにいた哀愁ネコ
試聴したらカントリーみたいなのだった

落ち着いたら
さっきは悪かったなあ　いつもありがとうと思った
ちゃんと求められる仕事をしてごめんなさいしよう

…でもやっぱムカつくから噛みつこう


　　　　　　　　「係長をお願いします」

電話口に出た係長に

　　　　　　　　「ワンワンワン、がぶ　がぶっ」　とか　噛みついてみたら

「どうしました？おつかれさまです」

…声が上司君と違います。

相手を間違えて噛みついちゃったらしい
うう。全身赤面シマシタ。


電話をまわした人の[[係長]]違いだったらしいのだ　うーん

「どうしたんですか？K係長、すっごい笑ってますけど」

と上司君が出て事の次第を説明、
カップル会話みたいなのを聴かれた気持ちになりまして
しばらく自分が面白すぎて笑いが止まりませんでした
K係長とはホトボリが覚めるまで会いたくないぞー



「今日は　いろんな人に噛みつけてよかったじゃないですかあ」と上司君

あ　ほんとだ（のんき）

部長に抗議して噛みついて
上司君と問答して噛みついて
K係長に間違えて噛みついて

会社を仕切る3人を　がぶがぶ　噛んじゃったよ
ゼータクなことだ　まじで私って何様なんでしょうなあ
なんか人の手を停めて　じゃれまくって甘えまくってるなあ
ほんますんません


そんなこんなで　作業はすんなりOK完結　よかった

上司君に噛みついたあと　なんか怒ってて悲しくて
macに向かいながら　何度も泣きそうになった
いま事務所にひとりだったら存分に叫びたいくらいの衝動が押し寄せて
必死で自分を抱えた　私のこの　いびつなかたちは　ナンだと思った
私ってどうしてこうなんだろう





いつもいつも
冷静に気分や状況に流されず物事を観れる人ってすごい
私そんなのできない

帰って　炊いてたおかゆをおじやにした
私が料理が得意ではないから　そのせいなんだろうけど
ジャーで炊いたおかゆは　お米から鍋でつくるおかゆと違って
米粒がほどよくて　おじやにしても美味しかった

内科のお薬のおかげか
胃痛はおさまりつつあります
ご心配おかけしました
ありがとね