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わらうられつ
あしのり
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午後オフィスにて 昨日の「ナリユキ」と「イイカンジ」に関してハンサムさんと追求し
途中から  「興味」と「下心」を「恋」と描くほど  私はカンタンじゃないと思った
そんな「めんどくさい女」さ加減に めまいがした 恋に落ちるときは一瞬なくせに
「ナリユキ」と「イイカンジ」が存在する事が 私を好きじゃないことの現れだと思った
結局 誰も私の事なんか好きじゃないんだ。と思った カサカサした

私の事なんかどうでもいいくせに。










夜の冷気が指先を切るようだ
この街の3月の夜は寒い


シャワー浴びてゆるゆるしたい自分に負けそうになりながら
思いきってコート着て首巻きしてもこもこして外へ出て
自転車で郵便局まで 不在票の小包みを取りに出かけた







田舎の夜の枯れた華街を横切った まばらなひとかげ



 OPENなのかホストらしきメンズが蟻のように出てきて 祝いの大きな花を外に並べている
 指示するものと動かされるものたち それは大きな白ユリの花看板でいかにもお高い感じだ

  ドレスの裾から寒そうな足を覗かせて立ってるお姐さんたち
  言葉がニホンゴじゃない 異国を通り過がったような錯覚だ

   携帯を片手にスナックから出て来たオジサンが「今日はつめたいこと言うね」と言った
   電話の向こうの相手の駆け引きと オジサンの言葉のあまさが のっぺりとはりついた


















私がこの先どんなに余分な肉をつけて歳月を重ねようと
愛し愛され、憎み憎まれ、泣き、わめこうとも
いずれ痩せて枯れて小さくなって

   消える




私が消えたからと言って
世界は終わらないけれど
そんなこと最期に想った


   最期。







 




灯りと暖房をつけっぱなしで出た部屋へ帰った

出がけに干した洗濯物の柔軟剤の香りが玄関まで漂って来た
見上げると 本棚のいちばん上で 私のネコズが寝ている

ターリンがたてつづけにあくびを3回

灯りと香りと猫とあくびとあくびとあくび。


帰った

思った

ホッとした





ただいま ってこういうことだなあと思った






最期じゃなかった


 





 
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