優しい東京

今朝
私の彼氏 みたいな
私のネコ

トーキョー行き夢の船


行きの電車です

左隣のおじさんは熱心に　新聞紙を開いたり畳んだり
斜め前のペルシアネコのようなお姉さんも熱心で
立ったままコンパクトを開いて　ラメ.グレー.黒.しろ...
魔法を施して　デキあがった　お姉さんははっとするきれい
私の前の女の子はこっくりこっくり　夢の船こいで帰ってこない

私も
みなさんにならって 目を閉じてみたけど　私に眠りの船はこなかった
残念


am8:50
いま赤羽駅過ぎました
今日は東京を体感するのがお仕事ですよ




いってきます

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東京ミッドタウン

社長のこだわり　大理石のタイル



私の上司君

新しく原宿にできた店舗へ　撮影

表参道ヒルズをすこしまわる



トラヤカフェにて休憩

いいものを作りたいと思うのなら　常にいいものに触れ続けること

正午



東京ミッドタウン










リュクスなひとびと(?)







うーん　おなかすいた

フロアガイドが見当たらないのでキョトキョト探してたら
ロビーカウンターの前に立っていたお兄さんがすかさず手を差し伸べてくれた
丁寧な言葉遣い　低くてやわらかな物腰　きめこまやかな対応
ホテルのようだと思った　私たちはお礼を述べて目的地を探した


　　　　　　「新しい百貨店のかたちってこういうのかもしれませんね」

私のなかにそういう感想がうまれた



半年くらい？前から　世間のコピーが
“Luxury-ラグジュアリー”から“Luxe-リュクス”　に移りつつあると感じたけど
東京ミッドタウンは“Luxury-ラグジュアリー”に相応しいと思った

間違えてお店に入ると
デートみたいなランチの金額になるので
ロビーでもらったガイドを凝視



A971 GARDEN<>HOUSEの2階でランチ
http://www.tokyo-midtown.com/jp/shop/91/index.html
http://www.a971.com/

しかし今日は　始終ベールのかかったノーミソだ
グレーでふわふわしてる
東京ミッドタウンの美術館で2つの展示会を眺めて歩いた


1）[デザインとはなにか]と問う
発想と実験のようなデザイナーたちのポップなフロア
http://www.2121designsight.jp/
チョコレート展

2）[生活の中の美]がテーマ
江戸歴史生活文化をテーマに沿って展示されたもの
http://www.suntory.co.jp/sma/
水と生きる展


1）自己表現と提案と知識・実験・しかけ・オレオレオレ

2）ひとの生活を美しく潤わすための職人の手仕事



1）はメモ帳片手にボールペン走らせて必死にメモる学生風の男子など
カルチャーに興味がありそうな比較的ヤングヤングな観覧者層だった

2）へゆくと
スラックスに白シャツ(胸に七宝焼のネックレスなんかしてそうな)の
昭和を生きるおとなな年齢層の方々ばかり

圧倒的に来ている人が違う





2）の歴史を超えてここにある調度品たちは

水墨画のにじみの優しさ
有田焼のすっとした筆先
漆で描かれた精密な草花
深青細工ガラスのくすみ

すべてが永く愛されるためのもので
泣けた



物がない時代の
それを感じさせない職人の仕事は
妥協がなかった　美しいと思った




1）の今をトキメク著名デザイナーも
2）の無名の古人を前にすれば軽いと私は感じた





生活の中で息づくデザインということに於いて
自己顕示だけでは使い捨てにされてしまう



想う. 願う. 愛す　ということ　こころねが欲しい
だけどそれだけじゃビジネスラインに立てない
難しい

ほねみたいなほね

六本木ヒルズ横のTUTAYAへゆきデザイン書を見る
社長が必要な本を買ってよいと言ってくださったらしい

スタバで上司君が小豆クリームフラペチーノをおごってくれた
今日はありがとうございます、と言うと

「元気でた？」

と言って　上司君は笑ってくれた

なんだか一瞬でいろんなことが解って泣きそうになった
何も言えなかった







今日の東京は優しい日だったのだと知った

pm9:00
東京駅にて



東京で夢見るって大変なことね
おつかれさまです

久しぶりに東京に来た
ホームへ入ってくる山手線の轟音にびびった
すぐに我がネコズに見せたくない景色だと思った

ひとひとひと・おと・もの
圧倒的な情報量と　決定的に足りない何か

ネコが住むとこじゃないなぁと思った
私はどこへ行こうとしてるのでしょう

日本橋



おムカエにつれられ歩いて帰宅