渋谷

　

雨あがり
歩いて帰った























わたしを好きなひとだけ
わたしに触れていい

　

ようこそ

　


自分の用事のついでに　唐突に思いついて
兄者宅へ彼氏をつれてった　兄者は新婚なのでお嫁様もいた
兄者とは10年目だ　旧知のわたしたちと　初顔のふたりで4人

夢みる砂丘

年輪を重ねる樹に　誰かの枝が顔を見せる
こうやってわたしたちの歩みはひろく伸びる
新しい枝は　どんなふうに線を描くだろうか
折れても仕方ないし　伸びたら素敵だと思う
無理をせずそれを楽しむことだ

帰宅

仕事帰りの彼は
速攻寝てしまった














たぶん
わたしを大事にするひとだろうから
わたしの大事なひとに会わせる

わたしの世界へようこそ

　

Ain’t it good to know that you`ve got a friend.

たてるツメもあるし

かみつくキバもある

それでもそばにいて

いつでもここにきて


You've got a friend
Carole King
















吾が雄ネコに占領されて
溶けあう休日の午後です
















わたしにはあなたがいる
あなたにはわたしがいる
それはすばらしいことね


いつもありがとう
とてもありがとう

　

歩道橋を行き来する日々で

しにたいと思う回数が減って
夜眠くなる
相変わらず深くねむらないけど
あんしんしてる


こういう日々があること　いつか
ありがとうと言うときが来るかな


選ばれ続けることが
わたしの在る意味になったとき
わたしは最も脆いものになる
それを選び続けたい









ゆめ


昭和ブルーなタイルの浴室で湯船に伸びて

体を拭いたら きれいなはずの脱衣場のタイルが汚れていて 気になって拭った よく見ると床も汚れている 拭いても拭いても あちこち汚れていて 気づくと 脱衣場の床が 全面的に汚されてた びっくりして手元のタオル見たら タオルがべっとり 汚れたもので汚れをきれいにしようとしてた 驚いて自分を確かめたら髪が汚れていて 自分もケガレの一部だった わたしが散らかした と思った その事実に絶望して 浴室から飛び出た

今日みたいな日はうまくやらない

　
朝から
席が隣なのにスカイプでNo.2が話しかけて来る
いつもなら干渉してこないようなことまで
チャットでがつがつ話しかけて来て
ああいま風当たり悪いのかなあって思った
わたしのなにが気に障ったのだろうと思いながら

　　現在、こういう方向性としてとらえてはおりますが、
　　わたしのほうから結論はお答えできません

と返したら、それきりやんだ



わたしは何かを
求められてるのだろう
応えることが必要なのだ

できなくて
くるしい

チャーミングさん

いちにちなぜか見張られてるような気持ちでおびえて
そのうえ　作業がぜんぜん進まなくて
もがいてるみたいだった

キビキビ仕事したり
善いとこみせるとか
ぜんぜんなくて
ぜんぜんだめな日だった




今日みたいな日はなにもうまくいかない