伊香保だるだるとカレー

くもりのちあめ
グレーの休日だ

・花粉症がはじまり朝から耳鼻科へ

・めだまやきのバーガ求めロッテリアへ
　…モーニングメニューが終わってた

・休日出社　　印刷屋の新卒営業マンより
　サーバ上にデータがあがってないです　と　上司君へ連絡あり
　オフィスに行ったら　まだアップロードの途中だった
　まだ途中だとか　完了してるとか　自社サーバなんだから
　まず確認してから連絡して欲しい慎重さが足りん　と思ったりして
　そのまま　アップロード作業が終わるまで仕事


それと関係なく
朝からだるだる
風邪かなあ

伊香保にて、雨あがりの空
にわかに寅さん的な絵だと思った

今日は女史と伊香保の温泉へ行く約束があり
だるだるだからどうしようかなあと迷ってる間に約束の時間がきた
今日の目的は女史が癒されることなのでだるだるは置いておくことにした


まず
女史の職場の同僚の親戚のまんじゅう屋へとむかう

湯の花まんじゅう：大黒屋

途中で

伊香保の石段沿いの民芸品屋を何件か見る
和紙とか手ぬぐいとか竹細工とか下駄とかお菓子
ジャパンを強く打ち出した安価な小物たちが並ぶ
女史は興奮気味に店内を何周もぐるぐるまわるが
ここにある商品群は伊香保メイドじゃないし
私は興味もわかない　歩きすぎて疲れてきた
ベンチにすわって　じっと女史の買い物を待った

おんなのこの買い物につき合う彼氏って
こういう気持ちなのかなあ
おとこのひとって根気づよいなあ

民芸品屋は流行ってて人足が絶えない
市内にこの店があってもこうじゃないだろうなあ
伊香保だからもてはやされるんだろうと思う







伊香保では[温泉まんじゅう]を
[湯の花まんじゅう]と言うそうだ



大黒屋のおばちゃんはよくしゃべるひとだった

狭い店内の片隅に4帖ほどのお座敷がありこたつがある
あがっていくようすすめられた



湯の花まんじゅうは
ほどよい甘さの奥に塩っぱさを感じる
ぺろっと2個たべてしまった

大黒屋のおまんじゅうは
何個でもイケると思った

あたたかいおこたでお茶とおまんじゅうをいただいて
外に出ると　雨があがっていて　そらがきれいだった
観光地に来ているのに　空の写真ばかり撮った

石段を上まであがってみたいと女史が言う

雨の伊香保はすこし寒くて
だるだるにカラダを支配されてて
民芸品に興味がなかったり
実は疲れてたりするんだけど
気づいてもらえないのってつらいなあと思った
…黙ってるのも悪いんだけど



で
女史の希望に従う

女史は「伊香保って楽しーい」を連発した







今日は水沢うどんを食べるというのが　女史の計画のひとつだったが
温泉街の店と同じに終いが早い　もう無理だろうということで
石段から少し入った所にあるカフェ風の喫茶店へ入る

茶房　てまり

フードメニューがカレーしかないけど
カレーだけで5種類程ある

それも、具を変えて5種類じゃなくて
ルウで5種類だ



私はトマトソースを使ったカレーをお願いした
美味しかった

全部食べてみたい
またこようと思った










そのあと
大黒屋のおばちゃんが薦めてくれた[石段の湯]へ
露天とかサウナとか豪華な施設はないけど
清潔で気持ちいい　いいお湯だった

[石段の湯]にて　伊香保のポスター

なんていい写真だろうと思って
じーんとした

市内へ戻ってきて今度は桐生へ
ビレバンで本と雑貨を見る

先週末　女史より
[なやみはつきないものね？]　というメールを受け
今日は使命的な気持ちで　女史を癒すための休日を過ごした
[だるだると疲れ/ときどき悪寒]を隠し通しつつ
花粉症に悩まされ　体調不良だった

帰宅したら
めまいがするほどのマイナス思考が暴走族で
なんかなんか　おなかも痛くなってきた


頭も痛くなってきた

今夜ひとりなのはつらいと思った