ゆうやけはおわってた

6月です　2007年の半分を
なんのヘンテツもなくうっかり過ごしてしまいました







帰路　美しいゆうやけ

13時を目標にざっと家事を済ませて
借りた車で佐野アウトレットへ

今日の目的は細身のジーンズなのでDIESELへまっしぐら
話しかけて来てくれた店員さん相手にフッティングの嵐

もっと細いやつがいいとか違う色ありますかとかサイズ違うのがいいとか
わがままいっぱい言った　お兄さんはそれに応えてくるくる動いてくれる
アドバイスなんかを受けつつ相談しながら目的の1本を探す　その行為が
途中からなんだかわくわく　とても楽しい気持ちになったのでした

気がつくと店員のお兄さんの肩に知らないジーンズが乗っかってて　これきっと似あいますよ　数が少なくて店頭にだしてないんですが　ちょっと履いてみてください　と言う　それは試着してるのとぜんぜん違う形で　サルエルのジーンズだった「サルエルパンツは似あわないと思います」と言ってみたけど　店員のお兄さんがイチオシオシするので　つきあいで履いてみる　あのぎこちないアンバランスな感じが　目に慣れなくて困惑した　だけど鏡の前で　お兄さんが丈を折ったり　伸ばしたり　裾を調節してくれ　どんな風に履くとかわいいかを見せてくれた　それは新しい[かわいい]だった　サルエルパンツは面白いシルエットを私に与えた　なんかちょっとステキな感じ　サイズ違いでサルエルのジーンズを3本履く　で相談　ちょうどいいサイズは26インチ



途中でお兄さんはサルエルの着こなし方の術として
せなかがぱっくりあいたベストを持って来た
それはちょっとセクシーで　うさぎちゃん(バニーちゃん)みたいな形だったので

　　　　　　　　　　「ギャルっぽくなりませんか？？」と言ってみたけど

なりません断固　と言う　それでリクエストに従って
言われるままにそれを羽織ってみる
と。なんかあたらしい私だ　まんざらじゃないのだ

私にコレが似あうとどうして思うんだろう　びっくりする
私の知らない私　彼がつくるスタイリングがすきだと思った
私に似あうものを見つけることのできる彼をすごいなと思った
人から何かを選んでもらうと少しピントがずれたりするものなのだけど
意外なアイテムがやって来て　ピタリと似あうのだ

人の魅力を引きだすコーディネイトのできる店員さんだと思った
ここが近所だったら通ってしまいそうだと思ってしまった

かなり目的のシルエットのパンツを見つけてたんだけどぜんぶやめた
おすすめに従ってサルエルのジーンズを購入した

なんかステキな気持ちにさせてくれる店員さんだった

私はときどきいろいろ要求が多い　それにくるくると応えつつ
それ以上の何かを持ってこれる人はすごい人だと思う尊敬する



※尽くす気持ちで仕事をすること。

バイク屋の奥に[調剤室]

その人の存在に
酔って「うっとり」するようなのじゃなくて
安心して「のびのび」とするようなのがいい

DIESELを出たら　今日の目的は終わってしまい
なんとなくぼつぼつと歩いてみる　特に入りたくなるようなお店もなくて
定番的にスナオクワハラ-ツモリチサト-ZuCCaのお店へ　欲しいものがない

で　ベーグルを食べて帰った

太陽の沈む様子がぢりぢりとして美しかったので
カメラの用意をしていたら空は藍色になっていた



ゆうやけはこの瞬間かぎり
永遠じゃないのだと思った












この瞬間は永遠じゃない




ゆうやけはおわってた