東京で恋人ができたら東京タワーに登りたい

・昨日.駅のホームで.猫背でたららんと座るひとを見て目が離せなくなった.口半開きでモテないメガネして黒髪.アコギのハードケースを傍らに置いてた.平凡地味で.出会った頃の前ダーにそっくり.凝視.かなしくなってひりひりしながら帰った..

・ そしたら.すぐに.久しぶりの連絡があり.明日.前ダーが会いにくるらしい.約束した.

ようこそ









おみやげ　その1








おみやげ　その2








※一生懸命ケンカを売って
遊んでもらおうとしてる

築地ランチを食べに友達らと来たらしい
友達らは都内でショッピング中で
買い物に興味がない前ダーは
わたしの部屋に来た





話してたら
前ダーは座った姿勢でいびきをかいて眠りはじめた

わたしは音楽のおとをちいさくして
ネコズにかこまれつつ
できるだけ静かに本を読んだ

前ダーは2時間ほど座ったまま寝た

友達の約束の時間が近づいてて
ふたりで渋谷駅まで歩いた



ハチ公前で別れた
前ダーが集合してる友達に歩み寄って
話しているのをすこし見てた

前ダーがわたしに気づいたから
わたしはその場所から手を振った








前ダーは耐性がつよくて
自分に無理をしてることに気づかない
そして
ある瞬間に限界がきて
コトンと寝てしまう
つきあってた頃からそうだった

いきなり電源が切れる
変わらないなと思った




前ダーはここへ眠りに来たんだ
たぶんそうだと思う

東京で恋人ができたら
東京タワーに登りたいと思った