未来のネコ型ロボットと静なるヒステリックの休日

目が覚めたら11時で
また遅刻したと思った
取り乱して目が覚めた

そうだ　休日だった

たたずむもの
走り去るもの



雨上がりの平日だよ
そこからなにがみえる？

午後　この世にはこんな屈辱があったのかと思った
今日が初めてではないのだけど　わざわざ出掛けて
両手で顔を覆って　改めて屈辱を味わい思い知った
悲しくて憎悪で　私に混雑するものたちを瞬殺した

帰路　苺のケーキを1ホール欲しいので
ケーキ屋へ行くが　水曜定休でグレーのカーテンに隠れみの
あきらめきれず　そのままスズラン地下へ
どこのケーキ屋のガラスケースにも　ありがちな苺ケーキが　なんと不在で
キラキラしたのなんか必要なくて　平凡なルックスのケーキでいいのに
ぜんぜん無いなんて　普通でいいのに叶わないなんて
こんなことがあるんだ

・こんなことがあるんだ　と　バクゼンと思った

世界が夕方の準備中
もけもけがとんでた

なかなか交わらぬ糸と糸を　わざと結んで　ほどいて投げた
ね　ズレた感じするでしょどうするの　ちゃんと観て考えて

地下のパン屋のウィンドに
未来のネコ型ロボットパンが並んでた
それはなんかやさしかった



しかし　何味なんだろね

轟音と静けさ
くるしくなる