ママの電話

昨夜は雨　あまりの眠さに10時には横になった

30分程して携帯が鳴って　それはママからで
ものすごく眠かったからどうしようか迷って電話を受けた

「寝てた？」

ウン寝てた。寝てた。寝てます。眠いです。なのに
あきらかに眠そうな私を相手にママは話を続けた

ママのお友達のお父様が83歳でもう1ヶ月なのだそうだ
どんどん枯れて行く父親を悲観している友だちの話に
ママもやっぱり一緒に悲観して　落ち込んだ様子だった

　　　「ママもあと少しだと思うし　そういうこととか考えるとね...」

・・・53歳が何を言う　お願いだから再婚してください
と　思ったけど　眠くて　目が覚めたら二度と眠れない気もするし
そんな　眠りから覚めたくない私は思考停止中で何も言えなかった
今　話を聞いてることで耐えてるから　我慢して頂戴

電話を切ったあと
ママちょっと泣いてたなあ　なんて
思いながら　瞬時に夢にすべりこんだ

寂しくした　ごめん

私のネコズ
かわいい



毎瞬、かわいい、愛しい、と思う
私もそういう存在になってみたい





雨の日がすきだ
雨の音が優しい

今 眠りたい相手の心境なんかおかまいなしに
いま伝えたいこと話しはじめたり
人の悲しみを自分も着て同じくらい泣くところとか
親子なんだなあと思った



今朝も相変わらず遅刻寸前
ママにお花を贈ろうと思いながら出勤した