なきべそ

オフィスでて帰路
なんだか想いのよなものが
せきをきったよにあふれて

泣きべそかきながら
自転車こいで
ネコのように通りを横断



泣きべそかきながら部屋のカギあけて
暗がりで靴ヒモ解いて
灯りつけて泣きべそかいて

ネコズにニャウニャウ言われて
エサをあげて泣きべそかいて



動けなくなりそうだったから
泣きべそかきながら
涙シャワー浴びた



そう親しいとかじゃないけど
彼女が幸せじゃないことは
腹立たしくて
悲しくて
くやしい

泣きべそかきながら
私の、人に対する
想いいれのつよさに
あきれた







　　　　寿命を募金できたらいいのに
　　　　そしたら私の残り半分あげる

とか
夕方に名案的な妄想がひらめき
上司君にそれを報告したら
「ダメですよ。
　レイさんはやらなくちゃいけないことが
　いっぱいあるんですから!!」
と素で即答され


…の
妄想の続きがはじまり

でも彼女は余命ある病気だから
1年生きるためには健康なひとの寿命を5年必要だったりして
だとして私が残り50年持ってたら
半分の25年を使って5年かあ
彼女と私が同じほど生きようとしたら
…私は8年生きよう
残りは寿命募金だ


と
結論がでて
もう寿命をあげた気持ちになった


泣きべそかきながら
彼女が生きることばかり想った








[私がやらなくちゃいけないこと]って　なんだろ
あと8年かあ

まず社長が欲しい制作物をできるだけ忠実にたくさん作ろう
たぶん5年はかかるかな

残り3年は自分に生きよう
会っておくべき人々のこと想った
未来がないから群馬を出る必要もないな
私が死んだら困る、前ダーと過ごして
…非凡も変化も新しい出逢いも必要なくて
ただ
私を知り想ってくれるひとにだけ
愛しいのしるしを描くの











そうか
私は

未来があるから
変化したいのだ

そういうことに
気づかされた





また泣いた

こんなに延々えんえんと涙したの久しぶり
ひとりぐらしのいいところは
誰にも甘えないでわんわん泣けるとこだな
と思った